データとグラフで観る新規就農の今

新規就農とは、自ら農業という事業を起業することを指します。農業法人などに就業することではありません。新規就農には当然ながら他の産業と同じように経営者として再生産可能な事業を展開することですから、事業を興すための資金、設備、人材などが必要となります。それだけでなく、農地を確保して農村で生活し、用水や道路を確保しなければなりません。また、地域との関係性を構築することも必要不可欠な要素となります。新規就農するためには農村社会の一員としての役割を果たすことが重要なのです。そして、新規就農において肝要なことは生産した農産物の販売経路です。新規就農を目指す人が最も苦労するのは販路の確保です。つまりは販路を探索するための営業活動も行わなくてはならないということです。

新規就農を興すためには何が必要か

新規就農をするにあたって必要なものを4つ挙げ、それぞれのポイントを記します。①資金新規就農を興す際に必要な自己資金の平均額は528万円。そして1年目にかかる資金は平均774万円。いずれも新規就農相談センターが提供しているデータです。つまり、1000万円程度の資金は用意しておかなければならないということになります。②農業技術とノウハウ良い作物を生産するためには、地域の気候や風土に合わせた農業のやり方を採らなければなりません。また、四季に合った計画も立てなければなりません。通り一遍のマニュアルでは到底太刀打ちできるものではありません。そのためには、高い栽培技術を身につけなければならないのです。③農地大半の人は借地をして農業を始めることになります。地域との信頼関係を構築して良い土地を確保しなければなりません。④設備・機械設備や機械を新規に購入するには莫大な資金が必要になります。研修先のものを借りたり、中古品を購入したりして初期投資額を抑える工夫をしなければなりません。

新規就農におけるデータとグラフ

新規就農における主なデータをグラフ化して見てみます。①就農理由農業が好き、自然や動物が好き、農村生活が好き、といった理由が上位を占めていてそれぞれ20%前後となっています。農業や農村の生活をある程度経験してその結果農業を生業にしたいという人が多いのが特徴です。②就農地域北海道が圧倒的に多く、ついで関東、中四国、九州という順になっています。③作物野菜栽培が群を抜いて多いのがわかります。また、北海道では酪農が多く、稲作・畑作は野菜の半数以下です。④苦労したこと資金・農地の確保が約半数を占め、他を圧しています。やはり新規就農者の大多数は経営資源の無い状態からスタートしていることがこのデータからうかがえます。⑤新規就農後の生活新規就農の70%以上が農業所得だけでは生活が成り立っていないのです。年商1000万円を超えれば生計が成り立つこともわかります。また、驚くことに酪農の方が成功確率は極めて高いというデータもあります。これらのデータからわかるように、新規就農をするには充分な資金と適切な選択、それに向けた事前準備が必要であることがよくわかります。

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